▼合わないね

▼合わないね

「お世話になっております」
「申し訳ございません」
「よろしくお願いします」

この三つだけのキーボードのイラストのツイートが流れていました。
単純にくすっとなりました。
同時に、これに「単語登録すればいい」というコメント付ける人が
出てくるんだろうなあ、と思いました。実際付いてました。

これが地味にじわじわ効いてくる自分と他人との「ズレ」の好例です。

ツイートした人がパソコンの単語登録機能を知らないと思うのでしょうか。
十数文字の打鍵と変換が切実に面倒で大変で困っていると思うのでしょうか。

メールっていつも決まり文句打ってるよなあ、
で思いついたであろう（と思われます）。

「単語登録すると楽ですよ」というコメントを付けている人が、
皆が皆「しゃれのまじレス」で返しているとも思えない。
グッドアイデア（だと思ってる）教えてあげたくて見も知らぬ人のツイートに
わざわざコメントを付けにいって悦に入っている人が多少は含まれる。
そこまで上からでなくても何も考えずに頭に浮かぶ反応が本当にこれの人もいる。
頭の中では「あはは」だけど感想を文章にしようとするとこうなる人もいる。
そして何で論点ずらすのかなあとストレス感じる自分のような人間もいる。

これだけの幅の中で生きている。
日々の生活は、このわずかなズレの積み重ね。
議論になるほどでもない。価値観の違いと言うほどでもない。でもかみあってない。

「なんだか合わない」で切り捨てを繰り返していては
ピタリ合致するお相手は出てこない可能性が高いです。
山奥で自給自足の生活をしない限りはこういう世界の中で生きています。
一方でこのずれが大変気持ち悪い事であるのも確かです。

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