▼地元民の川越観光

▼地元民の川越観光

小江戸巡回バス
レトロなボンネットバスです。内部の点燈もレトロで素敵です。
フリーパスを買って川越観光の足代わり、ということなのかもしれませんが、
本数を考えると正直これを使って全てのスポットを巡るという使い方にはあまり向いていないのではないかと。

それよりもお勧めなのは、遊覧船のような使い方です。
途中で降りずに、一周する。
どこまで乗っても200円ですから、一周しても200円です。
（最近まで190円でした。巡回バスはsuicaやPASMOを使えないのです。
小銭で190円丁度を持っている人がどれだけいるだろうかと常々思っていたので、
値上げなのにかえってスッキリしたような）。

午前中はこれから川越観光に繰り出す女性グループ多いですから、小さなバスがけっこう埋まります。
終バス（PM5:00頃）か、そのちょっと前ですと、
この時間から川越観光を始める観光客はいませんので、川越駅、本川越駅ではほぼ空の状態でバスが来ます。

（折り返し地点となる本丸御殿のあたりで、観光を終えて駅に向かう中国人グループが乗ってくることが多いです。
皆さんちゃんとフリーパスを持っている。何かのツアーに組み込まれているのでしょうか。
そして終点近く、川越市駅→本川越駅→川越駅と続く難関で、外国の方は混乱し、
運転手さんは「ファイナル！」と川越駅まで連れて行く）。

始発駅から空のバスに乗り込んで、
夕暮れ時の川越の風景を窓越しに鑑賞しながら、乗った地点まで戻る。道路事情にもよりますがだいたい45分くらい。
観光客ではなく、むしろ地元民が、ちょっと休みたいときに、
喫茶店に入る代わりに乗ってみたらいかがかなとオススメです。
気持ちがとてもゆったりします。

カンペ無しで丁寧な観光案内もこなす運転手さんがいらっしゃって、
それこそ川高の校門前の楠の解説までしてくれます。
自分一人しか乗っていないときに、
地元なので説明はいいですよ、と言ってあげた方がいいかな
と迷っているうちにアナウンスが始まってしまって、
そうなってしまうともう貸切の観光客顔でうなずくしかなく。
ところがやがてバスが渋滞にはまり。運転手さんが大変恐縮する。
「ちょっと居眠りしようと思って乗っただけなので大丈夫ですよ」と言ってあげようとして、

いや待てそうするとここまでのお互いの気遣いが無駄になる･･････。

気遣いって難しい。

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