お嫁入り前の身辺整理ガイド 極端ブログ「甘いぞ断捨離!

結婚相談所の企画担当が、バサバサとしがらみを切り捨てシンプルな暮らしを提案する婚活応援?ブログです。

▼ちょっととんがったキモノの話


▼ちょっととんがったキモノの話

超高級店のプチランチと同じちょっととんがった話(意見には大変個人差があります)。

つまみ細工のかんざしの職人さんをテレビで見ていて、
本当に和装というのは手間のかかる、
しかも門外漢からは思いもかけないところで手間がかかっている、
としみじみ感心しました。
(素人目には、
修学旅行生向けみやげ物屋のかんざしも、玄人の芸妓さん向けのかんざしも、
ただ同じような和風柄に見えて、正直見分けがつく気がしない)。
非常に困難だろうけれど、何とか残していってもらいたい伝統だと思います。
海外での皇室外交での着物姿を見ても思います。

一方で、着物を親しみやすく、普段使いに、
というムーブメントが、どうにもストレートに素敵に思えない。何か引っかかる。
ちょっとした外出や会合に和服で出かける。
リーズナブルな和服屋さんもある。
(リメイクしてミニスカートになった浴衣は論外)。

昔、西洋のドレスは背中にたくさんのボタンが並んでいて、
これは身支度の世話をする使用人がいる上流階級の証だったとか。
鼻持ちならない話だけれど、
現代においては着物も同じようなところがあるのではないか。
そしてそれはやむをえないのではないか。

今の街中では洋服の方が活動しやすいのは明らか。
その中であえて着物を着るということは、
語弊を承知で言えば、
混雑する公共手段で移動しなくていい時間に追われて働かなくていい人
でないと難しい。
そうでないと、残念ながら見ていて単純に優美さを感じられない。

最近流れませんけれど昔は定番だった、
涼しげな絽の着物に日傘を差してお中元を届けに行く山本山のCMとか、
道行コートを着て雪道を馬車に乗ってお歳暮を届けに行く小岩井のCMとか。
実に優雅で素敵でした。
そんな奥方様のイメージをどこか頭の片隅に置いて
呉服屋さんの会員になってしまうと、
次は桐箪笥を買い、桐箪笥が置けるマンションを自分で買い・・・・・・
という危ういルートが始まりそうな気がします老婆心。

ちなみに。
結婚相談所でのお見合い写真としては振袖姿の写真をお勧めしていません。
(昔は良家のお嬢様ということで好印象だったと思いますが。
ドラマで使われるお見合い写真は最近でも振袖姿が多いですね)。
実際には、
何年前の写真を使ってる?親離れが出来ていない?お金のかかる女性?
という印象を与えてしまうおそれがあるからです。