▼野菜サラダ＋素ラーメンという献立もアリなのではないか

袋ラーメン。
テレビでやってましたが、ものすごい日本の技術力が注ぎ込まれているそうですよ。
それは料理の味付けの、ということではなくて。もっと工業的な。
粉状にするとか、長期保存可能にするとか、その粉状から出来うる限り目指した味を再現出来るとか、
そういうことに使う膨大な数の高度な技術。

その番組を見てから、開発者に敬意を表して、
袋ラーメンはあえて素で食べるようになりました。
野菜が足りないなら、野菜サラダ（単にトマトやきゅうりのぶつ切りだっていい）や根菜煮物を添える。
あるいはフライパンで炒めた野菜を後乗せトッピングする。一緒には煮たくないのがこだわり。

そして更に敬意を表して、袋裏面の作り方通りに作る！
開発者はその作り方を基本設定にして試作を重ねたと思われるから。
鍋に水を計量カップできっちり550CC入れる（沸騰して規定の熱湯500CCになる計算）、
沸騰したら麺を入れてキッチンタイマーをきっちり3分セット、
2分経過するまで触らない
（箸で無理にほぐすとうまみの何かの組織がこわれるとメーカー本に書いてあったから）、
この三段階を厳守する。

初対面の異性との会話（婚活パーティー、お見合い）でどうしても話題に困ったときに、
血液型は？猫派か犬派か？などと並んで、袋ラーメンは何派？ちょい足しは何？という話題はどうであろうか。
食にこだわりのあるナチュラリストには地雷かもしれないけれど、
そうでなければけっこうそれぞれのお宅で子どもの頃からのごひいきがあり、
意外に会話は続きそうな気がします。
例えば私はサッポロ一番みそ。ちょい足しはレモン汁小さじ1（スープの後味が格段に変わる）。
トッピングはナスのしぎ焼きがおススメ。

最近、「まるで生めん」を売りにしているCMが多いのですが、
やはりそっちを好む人の方が多いのでしょうかねえ。
個人的には生めんが食べたければラーメン屋に行くので、
家で袋ラーメンを食べるときというのは、
あの「いかにもインスタントっぽいある意味ちょっと安っぽい味」が食べたいときなのですが。

追記
見たら必ず袋ラーメンが食べたくなるドラマ→「湯けむりスナイパー」#4男の夜食
夜の川原でおじさん（でんでんと遠藤憲一）が鍋から素ラーメンを啜るだけの回。
ラスト、頭上の木から赤い紅葉の葉が1枚鍋に落ちてきて、それを割り箸でつかんでにやっと笑う演出が秀逸。