▼おじゃる丸は子ども番組なのか

▼電ボとプリンの逃避行

子ども番組というのは（しかもNHK）たいてい、
やんちゃな主人公が何かイタズラをして、相応の報いがあって、
これからはしないよ、家族と笑顔の絵でまとめるものだと思っていたのですが。

おじゃる丸が。

何だかシュールな回が多くて。

子どもがこれを見て何思うんだろうか。
いや私はけっこう好きだけど。

「電ボ　ついにプリンに恋をする」の回。
愛ちゃんに「できそこないのプリン」と言われてしまったプリン。
（だから捨てるとは言われていない。トーストにジャム替わりにのせて食べると）。

「私の夢はプリンとして誰かに美味しく食べてもらうこと。
でもそれは叶わない夢だって知りました。
それならせめて醜い姿を晒すことなくひっそり消えていきたいんです」
「おなご様にフラれ、ご主人様にこき使われ、身も心もボッコボコ、
醜いことこの上ない虫けらにございますが、
それでも何とか頑張って生きております。
だからプリン様どうか元気を出して下さいませ」

そしてプリンと電ボの逃避行が始まる。

「でもこんな楽しい時間はあと少しかも。
プリンの賞味期限は短いんです。
このまま冷蔵庫の外にいたらもってあと半日」。

何とかたどり着いたケーキ屋の冷蔵庫に二人（？）は立てこもります。
プリンはともかく、凍える電ボ。
しかし助けに来たおじゃる丸やカズマたちを電ボは拒否します。

「冷蔵庫の中へ私たちをお戻し下さい」
「電ボさん、私、たった今新しい夢が出来ました。
プリンとして電ボさんに美味しく食べてもらうことです。
お願いです電ボさん、どうか私を美味しく食べて下さい。
さあ早く。美味しいうちに。ありがとう。さようなら」

「おいしい･･････」
スプーンを取り出してプリンを食べる電ボの後ろ姿で終わる。

↑終わり？

↑ここでこの絵で終わりなんだ？

解せぬ。いや好きだけども。

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